海外に目を向けるべき
★国内投資家も日本を見限ったか?
決算シーズン真っ只中だが、好決算を発表しても、それを契機に売られる銘柄が多く、日本株は全体としては冴えない展開。
国内投資家は新型コロナからの出口が明らかに見えてきた米国、欧州株に資金を振り向けている模様だ。筆者も当面はそれが賢明な選択だと考える。
モーニングスターの記事では、2021年2月は国際株式型投信への資金流入は7925億円。3月は7411億円。対して国内株型投信では2月は1984億円の資金流出、3月はやや持ち直したものの、資金流入額はわずか543億円となっている。
https://www.morningstar.co.jp/fund/fund_flow/summary.html
3月に公表されたOECDの世界経済見通しでも米国の経済成長率見通しは2021年は6.5%、日本は2.7%
2022年は米国は4.0%、日本は1.8%。
投資の大原則は「成長している国にお金を投じよ」であるから日本以外の国にお金を投じるのは正しい選択といえる。
OECD 世界経済見通し(2021年3月) |
||
% |
2021 |
2022 |
世界 |
5.6 |
4.0 |
米国 |
6.5 |
4.0 |
ユーロ圏 |
3.9 |
3.8 |
日本 |
2.7 |
1.8 |
中国 |
7.8 |
4.9 |