資産一億円への道 diary

資産一億円達成のための道しるべ

会社四季報2025春号:筆者が『これは!』と感じた銘柄

会社四季報2025春号

2025年3月19日(水)に発売された会社四季報春号から筆者が『これは!』と感じた銘柄一覧です。今号はチャート的に右肩下がりの銘柄が多く、銘柄数はかなり少なくなりました。

紙版の四季報を目視でチェックしたので見誤りもあるかもしれませんが、
一応基準は


1. 四季報紙版に載っている株価チャートが上昇トレンドにあると思われ、
2. 直近の実績ROEと今期予想ROEが共に10%以上で、
3. 自己資本比率が35%以上、
4. 時価総額が300億円以上、
5. 1株利益が、
直近の実績値<今期予想値<来期予想値と増益基調と四季報記者が判断している銘柄。


ご参考になれば幸いですが、ここから直ぐに飛びつかないように!!!

これらの銘柄をさらに週足、日足と見ていきMACDとかRSIも加味してどこで参入するか、タイミングをご自身で慎重に測ってください。

中には次回四季報の発売まで参入タイミングが1回も訪れない銘柄というのも筆者の経験上、毎号必ずあります。

 


なお、筆者は上記の選定銘柄の今後の株価パフォーマンスに関して一切責任は持ちません。投資のご判断はご自身でお願いいたします。

 

 

コード 銘柄名
3697 SHIFT
3916 DIT
4189 KHネオケム
4377 ワンキャリア
4685 菱友システム
4686 ジャストシステム
4812 電通総研
4931 新日本製薬
5838 楽天
5929 三和HD
6101 ツガミ
6305 日立建機
6383 ダイフク
6432 竹内製作所
6532 イカレント
6547 グリーンズ
6750 エレコム
6758 SONY
6988 日東電工
7172 ジャパンインベストメント
8850 スターツ
9435 光通信
9719 SCSK
9766 コナミ
9936 王将フード

お金と人生の法則(ナポレオン・ヒル名言集)を読んで

 

2025年1月13日

手元に『お金と人生の法則(ナポレオン・ヒル名言集)』という本がある。ナポレオン・ヒルといえば『思考は現実化する(英語原書名 Think and Grow Rich)』という著書で有名でご存じの方も多いと思う。何回かに分けて、この本で成功哲学を資産形成と結びつけて筆者の見方を書いていきたい。

 

記憶には残っていないが、この本は巻末に成功哲学のプログラムの宣伝が収められているので、多分販促資料として送られてきたものか、送ってくれと頼んだものだろう。

お金と人生の法則

 

収録されているヒル博士の名言は36。第一章は『願望とは夢を現実に変えていくことである』という章で、この中の名言は
1. 人間は自分で自分の運命を決定することが出来る
2. 豊かさの原点は心構えから始まる
3. 目標も計画もなしに成功はありえない
4. 自分は欲しいものを「必ず得られる」と強く確信すること
5. 自分自身を知り、不要なものを捨てる
6. 富はある日突然、まったく予期しない形で現れる
7. 富を求める意識のない人は、貧乏を求める意識に占領されている

 

気になった点を何点か。
名言1の『人間は自分で自分の運命を決定することが出来る』という章の中に『自分自身が認めない限り、この世に不可能なことはありません。(中略)可能だと思えば実際にあらゆることは可能になっていくのです』
とあります。

ここで『嘘だ!』と感じてしまい、それ以降のところにどんな良いことが書いてあっても頭に入ってこなくなってしまう人も多いことと思う。実際、筆者も見その一人だった。

 

例えば柔道世界一は常に一人だし、プロゴルフの賞金王も一人。『世界一の大金持ち』も唯一人で『自分自身で認めない限り、誰でも絶対に柔道やプロゴルフ世界一、世界一の大金持ちになれる』なんて事はないというのは、ちょっと考えれば気がつく。

正しくは『自分自身が認めない限り、達成したい目標に誰もが限りなく近づいていくことが出来る』ではないのだろうか?

 

実際、ポール・J・マイヤー氏というヒル博士とは別の成功哲学シリーズ教材を開発した人も

『成功とは、自分自身にとって価値ある目標を、段階を追って実現することである』と定義している。つまり成功とは最終目標に辿り着いたか、どうかではなく、そこに至る道を歩んでいるかというプロセスだということ。



2025年1月16日

名言2は
『豊かさの原点は心構えから始まる』
ここで引っ掛かるのは『心構え』という言葉。しかし『心構え』とは何かという定義が全くありません。原書ではAttitudeという単語を使っています。

筆者も社会人になりたての頃には
『お前なぁ、心構えがなってないんだよ~!』
『そんな心構えでやってけると思ってんのかよ~』等と良く先輩から言われましたし、後輩にも偉そうに言ってました。でも、その『心構え』とは何かを誰も教えてくれませんでしたし、一人で『心構えとか言うけど、どう構えりゃ良いんだ???』等と悩んでいた時期もあります。今でも何となく分かったようで分からない概念です。

原書使っているAttitudeを英英辞書で引くと
 the opinions and feelings that you usually have about something, especially when this is shown in your behaviour
類語として
A feeling or opinion about something or someone

例文として
A positive attitude is essential if you want to be successful.
Many teenagers have a very negative attitude towards cooking
なんていうのも見つかります。

 

どうやらattitudeというのは、その人のものの見方、考え方のような意味合いのようです。
とすると『豊かさの原点は心構えから始まる』というのは
『豊かさの原点は、あなたのものの見方、考え方から始まる』と言い換えられます。

 

本文でも『心構えは顔の表情や声のトーン、姿勢に影響し、あらゆる感情の性質を左右します。』
『私達が経験する苦しい出来事も新しい幸せの種を発見するチャンスだと捉える心構えさえあれば、人生はどう転んでも結果的には上手くいくものです』
というくだりもあります。

 

『心構え』とは、その人のものの見方、考え方と定義して良いと思います。ただ『その人の心構え=その人の性格』かというと違うようです。本文の中では『人の性格を変えるのは容易ではありません。ところが心構えが変わると、ものの見方が変わっていきます』

とあります。

 

2025年1月23日

名言3は『目標も計画もなしに成功はありえない』というもの。

この中で気になった箇所は
『目標は夢ではありません。漠然とした夢が実現することはないのです』という部分。

『目標』と『漠然とした夢』はどう違うのでしょうか? 本文の中では言葉の定義はされていません。ヒント(?)として『目標達成のために思い描いた計画は紙に書き留め、、、』と出ています。

計画を立てるかどうかが『目標』と『漠然とした夢』の違いのようです。例えば「資産一億円を達成する」というのは夢。その夢を達成するための計画を立てると『目標』となるというイメージでしょうか。

では、「達成するための計画」をどう立てれば良いのでしょうか?筆者が持っている他の成功哲学プログラムでは聖書の『求めよ、さらば与えられん』という有名なフレーズを引用して説明しています。

まずは本に求める。既にあなたの『夢』を達成した人達の書いた本を少なくとも10冊読んで、どのようにその『夢』を達成したのか勉強する。そこに日付を入れ、いつまでにそれらの本を読了するかを決める。そこから今の自分に出来そうなアイデァを実行してみる。

本に限らず、いまはYouTube等でも情報発信をしている目標達成者もいるでしょう。そういうものからもアイディアは得られます。本当は、その人に会って助言を求めるのが一番なのですが、相手にだって都合があり、これは中々難しい。

夢を目標に変える第一歩は、まずは既に目標を達成した人の書いた本を読んだり、その人が発信しているSNS等の情報で勉強することだと思います。

 

2025年2月4日
名言4『自分は欲しいものを「必ず得られる」と強く確信すること』
ここでは鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが富を得るために行っていた6つの成功法則を紹介しています。
1. 実現したい願望を明確にする
2. そのために支払う代償を決める
3. 願望を実現させる最終期限を決める
4. 詳細な計画を立てる
5. それらを紙に書く
6. 紙に書いた項目を1日に2回、朝と寝る前に声に出して読み上げる

色々な成功哲学のプログラムでは、ほぼ例外なく『紙に書く』事の重要性を強調しています。PCやスマホの待ち受け画面に入力して見るよりも、自分の手書きの文字の方が効果があるという説が多いようです。

本文の中には、この方法が本当に効果があるのか、を考えるな。ただ実行せよ。とも書かれています。もし、今すぐにこの方法を実行する気にならないのなら、その願望は、実はそれほど達成したいものではないのかもしれません。

 

2025年2月5日

名言5は『自分自身を知り、不要なものを捨てる』
「自分を知り、自分が築きたい人生のイメージを得るにつれ、不要なものがはっきりしてくる。」と本文にあります。

以下、本文から。
『自分にとって不要なもの見つけるためには「自分を知ること」が大事。自分を知るためにはどうしたら良いか? まずは自分がしたいことのリストを作ってみる事。』

いわば、自分の人生での『成し遂げたいリスト』を作ること。ジャック・ニコルソン主演の『最高の人生の見つけ方』という映画で主人公が、この作業を行っています。
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=2452/

 

『成し遂げたいリスト』は些細なものでも構いません。筆者の知人は、このリストの中に『自宅に帰ったら、必ず履いた靴にブラッシングをして揃えておくこと』という目標を成し遂げたいリストに入れていました。

別の知人は『脱いだ靴下を必ず洗濯機に持っていく。』という目標。さらに別の知人は『土日は食後の食器洗いを行う』なんていう目標を立てていました。

別の成功哲学プログラムでは、人生を6分野に分け、合計で目標を100個以上設定するよう指導しています。その6分野は
教養・教育面
家庭・家族面
精神・倫理面
社会・文化面
経済・仕事面
健康・身体面
です。

 

2025年2月11日 

名言6は『富はある日突然、まったく予期しない形で現れる』
「富は人がある精神状態に達したときに、いとも簡単にやってくる」と本文にあります。

ナポレオン・ヒル博士が指摘する「ある精神状態」とは、
心の底からお金持ちになりたいという強い願望を持ち、
そのための入念な段階的行動計画を立て、
強い決意を持ってその計画を実行に移し、
途中で、その各段階の計画が達成されたときの様子を繰り返し繰り返しイメージし、
自分に「この計画は達成できるんだ」と成功イメージを植え付ける
そうすれば願望は必ず達成する
という事。

上記の「入念な段階的行動計画を立てる」方法ですが、別の成功哲学プログラムではただ単に『目標を唱え続ければ、どうすれば良いのかは潜在意識が教えてくれる』と説いています。

例えば『1億稼ぐ、1億稼ぐ、1億稼ぐ、、、』と唱え続ければ、あとは潜在意識がその達成方法を教えてくれる、というものです。潜在意識は、ある意味『直感』や『インスピレーション』と似ている所がありますが、「こういうセミナーに通ってみたら良いのかな~」とか「こんな本を読んでみたら、自分の目標達成に役立つかも」という、ふと湧き出たアイディアみたいなものだと思います。

そのアイディアを利用するのが段階的計画を立てる方法の一つです

 

 

2025年2月27日 

名言7は『富を求める意識のない人は、貧乏を求める意識に占領されている』というもの。
「あなたの富に限界があるのは、あなたの願望に限界があるから。富を求める意識というのは、本人が努力しなければ持てないものである。」と本文の中で語っています。

我々日本人にとって中々示唆に富む名言。歴史の教科書に出てくるように日本では『士農工商』という暗黙の身分制度があって、一番上の士は「お金を稼ぐ」ことは卑しいことでタブーとされていました。農も食物を生産して年貢という税を収めるだけで、それで財を築くという発想を持つ人は稀。工と商、特に商がお金を稼いでいましたが士農工商身分制度では最下級。

今でも「お金を稼ぐことは卑しい事」という発想は繰り返し繰り返し我々の潜在意識に刷り込まれています。日本で、起業して誰もが羨むほどの財をなした人が、ビジネスで窮地に陥ると『ざまあみろ』的な論調が週刊誌やメディア空間で賑わうのは『お金を稼ぐのは卑しいこと』と考える良い例ですし、少し前に財界の首脳の朝食メニューがご飯、味噌汁にメザシ一匹で『これぞ日本人の鑑』みたいに褒めそやされていたのも同じ流れです。税制でも高額所得者に対して懲罰的と形容するしかない過酷な税を課すのも、そのような発想の名残でしょう。

本文の中では
『もし、現状に不満を抱えている人がいて、それを改善するための計画も行動プランも立てていないのなら、その人は現状を受け入れているということ。そのような人は多分、10年後も20年後も現在と同じ生活を送っている可能性が高いでしょう』と出ています。つまり、『人は、その人が「これで良い」と考える人生を送っていく』のです。

これまで富を築いてきた人々は、まず夢を心に描き、その実現を心から望み、富を得るプランを練ってそれを単に実行してきただけです。別の成功哲学プログラムでは『敗者と勝者の違いは、ただ単に行動プランを実行に移したかどうかだけ』と説いています。

ところで『富』とは必ずしも経済的成功を指すとは限りません。別の成功哲学プログラムではこの『富』を経済的富だけでなく、もう少し広い意味で定義しています。例えば、豊かな人間関係を築く、地域の人々から尊敬を得る、家族との調和の取れた人生を送る、健康を維持する、豊かな教養を身につける等々も『富』と定義しています。このように、より広く『富』を定義すると、『お金を稼ぐのは卑しいこと』と考え勝ちな我々日本人にも成功哲学は受け入れやすくなるのでは、と思います。

 

2025年3月13日
名言8は『富を分かち与えると、いっそう多くの富を得るようになる』というもの。
「真の幸福と心の平安は自分が持っている富を他人と分かち合うことによって得られる。」と本文の中で語っています。

ここで始めて富には経済的な富以外もあるのだ、と書いています。愛情や優しさなども「富」。道に迷っている人に目的地までの行き方を教えてあげるのも「優しさや知識」という「富」を分け与えているのだ、と言っています。

人は助けを必要としているときに、それを無償で与えてくれる人の存在を知ると、生きる力が倍増していき、人間性や仕事ぶりを認め、褒めてくれる人がそばにいるだけで、生きる勇気が湧いてくるもの。そのような対応を受けたときに言葉には出さずとも、何かお返しは出来ないか? と考えるもの。人が喜ぶこと、人が望むことをしてあげれば武力や権威に頼らずとも、望みのものを手に入れる事ができるのです、とのこと。

そして、心の中の財産を出し惜しみしてはいけません。と結んでいます。

 

 

会社四季報2025新春号:筆者が『これは!』と感じた銘柄

 

四季報


まぐまぐ!』さんから配信している『資産1億円への道』の2024/12/22号の補足ブログです。

資産1億円への道 - メルマガ


2024年12月18日(水)に発売された会社四季報新春号から筆者が『これは!』と感じた銘柄一覧です。

紙版の四季報を目視でチェックしたので見誤りもあるかもしれませんが、
一応基準は


1. 四季報紙版に載っている株価チャートが上昇トレンドにあると思われ、
2. 直近の実績ROEと今期予想ROEが共に10%以上で、
3. 自己資本比率が35%以上、
4. 時価総額が300億円以上、
5. 1株利益が、
直近の実績値<今期予想値<来期予想値と増益基調と四季報記者が判断している銘柄。例外として株価が底値から反転上昇に転たのでは、というものも数銘柄入れています。

 

ご参考になれば幸いですが、ここから直ぐに飛びつかないように!!!

これらの銘柄をさらに週足、日足と見ていきMACDとかRSIも加味してどこで参入するか、タイミングをご自身で慎重に測ってください。

中には次回四季報の発売まで参入タイミングが1回も訪れない銘柄というのも筆者の経験上、毎号必ずあります。

 

なお、筆者は上記の選定銘柄の今後の株価パフォーマンスに関して一切責任は持ちません。投資のご判断はご自身でお願いいたします。

 

四季報新春号
コード 銘柄名
1723 日本電技
1885 東亜建
1969 高砂
1975 朝日工
1980 ダイダン
2120 LIFULL
2326 デジアーツ
3046 JINSHD
3371 ソフトクリエ
3399 山岡家
3791 IGポート
3916 DIT
4165 プレイド
4439 東名
4475 HENNGE
4709 IDHD
4714 リソー教育
4722 フューチャー
4816 東映アニメ
4912 ライオン
5253 カバー
5393 ニチアス
5445 東京鉄
5805 SWCC
5838 楽天
5929 三和HD
6005 三浦工
6088 シグマクシス
6098 リクルート
6226 守谷輸送機
6406 フジテック
6465 ホシザキ
6632 JVCケンウ
6787 メイコー
6814 古野電
6857 アドテスト
7003 三井E&S
7011 三菱重
7550 ゼンショHD
7575 日本ライフL
7760 IMV
7936 アシックス
8020 兼松
8059 第一実
8136 サンリオ
8198 MV東海
8624 いちよし
8914 エリアリンク
8929 青山財産
9037 ハマキョウ
9279 ギフトHD
9616 共立メンテ
9759 NSD
9766 コナミ
9889 JBCCHD
9936 王将フード
9974 ベルク
9983 ファストリ

『「モノ言う株主」の株式市場原論』を読んで(2)  取引先持株会

『「モノ言う株主」の株式市場原論』(丸木 強さん著)を読んで筆者の備忘録として気のついた事を書き連ねていきます。
https://www.chuko.co.jp/laclef/2024/05/150816.html



本書の中で『取引先持株会』というのは問題だ、との指摘があります。
具体的にどのような銘柄に『取引先持株会』が大株主として名を連ねているかですが、検索をしてみました。

Kabutanで検索すると(「株探|検索結果」の部分をクリックしてください)、

kabutan.jp

 

三越伊勢丹大陽日酸SCREENホールディングスなど名だたる企業も『取引先持株会』が大株主として名を連ねているのが分かります。

この『取引先持株会』の仕組みですが、当該会社の複数の取引先が毎月お金を出し合ってその会社の株式を買っていくというもの。

 

★目的はなにか?
1. 相互に安定株主になる事で株主総会で会社側提案に賛成してもらえる。
2. 有事には買収者から経営者を守る方向で議決権を行使してもらえるという期待  3. ビジネス的には相互に(株を持っていない)同業他社より優先的に取引してもらえるという期待等

 

★投資家視点から見た問題点

これのどこが問題なのか? 

1. 株主から預かった資産で取引先の株を買う事で資産効率を損なう事にならないか? 2. 取引先の取締役の地位の保全に協力して良いのか

3. 取引関係の維持を株式持ち合いに頼るようになると自社の品質、サービスの向上を怠り将来的に競争力が落ちる懸念があるのではないか

4. 株式を保有していないことを理由に商売を断る、或いは株式持ち合いを強要する事は株主への利益供与禁じた会社法に抵触する可能性があるのではないか

 

★資産運用会社など機関投資家の態度も問題?

資産運用会社等の機関投資家は受託者責任を負っており『顧客の最善の利益を勘案しつつ、誠実かつ公正に、その業務を遂行しなければならない』と規定されています。機関投資家の投資先企業の経営陣が、自分たちの保身だけを考え資産効率の落ちる経営をしているなら問題視しなければなりませんが、彼らはそのような行動を取っているかという疑問があります。。

日本の機関投資家は銀行、生損保、証券会社等の金融機関の系列企業が大多数なのですが、親会社との取引関係で投資先企業に中々投資先企業にモノを言いにくい、悪く言うとナアナアの関係が今でもあるように見えます。

丸木氏は、このあたりも問題視しています。

7月30日の日経に関連する記事が出ていました。こちらは機関投資家にお金を預けて運用してもらっている年金基金が運用についてチェックしていく、というもの。

www.nikkei.com

 

少しずつですが、日本の運用の世界も良い方向に向かっているのでは、と思います。

 

 

 

 

 

 

『「モノ言う株主」の株式市場原論』を読んで(1)  ガバナンスウォッシュ

『「モノ言う株主」の株式市場原論』(丸木 強さん著)を読んで筆者の備忘録として気のついた事を書き連ねていきます。
https://www.chuko.co.jp/laclef/2024/05/150816.html

 

著者の丸木氏は、『第3章 ガバナンスは歪んでいないか』で、役員のスキルマトリックスがいい加減な会社が散見される、としている。

例として、
(1)お役所から天下った直後の人がスキルマトリックス上で企業経営に精通している、とあるが、いつ民間企業の経営スキルを獲得したのか不思議

(2)長年PBR1倍未満の会社の社長も企業経営に精通しているとマトリックスに載っているのはおかしい

(3)不祥事を起こした企業の役員がスキルマトリックス上ではコンプライアンスやリスクマネジメントに精通しているとなっていたり、不祥事が明るみに出た後も「引き続き役員候補として承認をお願いしたい」等と『定時株主総会招集通知』に書かれているのは理解できない、としている。

これらのいい加減な記載を行う会社側を追及しない株主もおかしい、と主張しています。

別のところで丸木氏は日本証券金融(8511)を問題視していますが、ここは伝統的に日銀、財務省東証からの天下りが多いことで有名な会社。上記の(1)と(2)に相当します。
具体的には、1950年の同社上場以来、70年以上にわたって日銀OBが社長や会長を独占。また財務省からは副社長や副会長待遇で10人の天下りを受け入れ、東証からも社外取締役や部長級で天下りを受け入れていた。

日本証券金融 主要数値 2024/7/24 終値ベース

 

★問題点
丸木氏は著書の中で、きちんと利益を上げていれば天下り経営陣でも問題ないとするが、同社は長年にわたりPBR1倍以下、ROE8%未満で経営陣はそれは問題ないと放置していた。これは株主に報いてなく、経営陣として失格と指摘する。

★利益率の推移
同社の利益率の推移を見てみます。営業利益率は20%に迫る勢いだが、ROEは5%台。コロナ前までのROEは2%台だった。

日本証券金融 利益率推移



★アクティビスト側の主張 2023/4/21のリリース
日証金の株価はPBR1倍を大きく下回っており経営陣は、株価低迷の現実と真摯に向き合うべきだが、日証金との対話を始めてから2年近くが経過しても、経営陣の株式市場および株主価値への考え方は変わらず、日証金の株価は低迷したまま。現経営陣は退陣し日証金の経営を別の方に託すべきである。
詳細は
https://stracap.jp/8511-JSF/

 

★会社側に改善の意欲はあるか
その後、紆余曲折はあったが、会社側は大幅な増配と自社株買いを行いPBR1倍近くまで株価を持っていった。しかしガバナンスレポートを見てみるとなんの計算根拠を示さず資本コストは5%で、それを上回るROEを達成したとしている。さらにROEは8%を目指すとしているが、どのように達成するのかは何も示していない。

★筆者の見方
当面総還元性向100%を打ち出し配当利回り(2024/7/24現在)4%超は魅力的だが、個人投資家向けIRもなく、何よりも経営陣にもっと業績を上げたい、という意気込みが伝わってこない。筆者的には積極的に買いたいという銘柄ではない。チャート的にも上値を抑えられているという感じ(下記は月足チャート)

日本証券金融 月足チャート 2024/7/24現在





 

 

 

会社四季報の春号(2024/3/18発売)から注目した銘柄一覧

四季報2024年春号

 

2024/04/14 会社見通しに対しての業績進捗率を加えました。4月14日現在のデータです。業績進捗率は経常利益ベース。

注釈 Y-Endは期末の意。N/A、naは業績見通しを会社側が4月14日現在では未公表の意

2024/4/7 四季報の見出しを追加して載せました。

会社四季報の春号(2024/3/18発売)から筆者の独断と偏見で注目した銘柄一覧です。

抽出銘柄数は54です。

【抽出方法】

四季報紙版の各銘柄のチャートを見て『これは!』と感じた銘柄から四季報紙面上のデータで、

自己資本比率35%以上

営業キャッシュフローがプラス

ROEROA共に6%以上

今期予想1株益 < 来期予想1株益

四季報の見出しがネガティブではないもの

で絞り込み、株探で各銘柄の過去PER平均から今のPERが著しくかけ離れていないものに絞り込み、54銘柄となりました(各データは目視でチェックしたので、上記の条件外の銘柄も間違って入っている可能性はあります。)

今回は好業績の銘柄が多く、下記の一覧以外にも『継続監視銘柄群』に入れたい銘柄が沢山あり、悩みました。明日(3月27日)の始値をベースに騰落率のフォローをしていきます。ご参考にしてください。

 

【注意】以下の各銘柄については、筆者なりに『上がるのでは?』と想定したものですが投資に『絶対上がる』、『絶対儲かる』はありません。売り買いするタイミングを間違えると損失撤退ということもあります。チャートをじっくり見て売買するタイミングを慎重に判断するようおすすめします。

  コード 銘柄名 四季報見出し 期数 進捗率(%)
  1928 積水ハウス 最高益 Y-End 103.6
  1959 九電工 最高益 3Q 69.1
  2124 ジェイエイシ 連続最高益 Y-End 102
  2749 JPHD 連続最高益 3Q 79.2
  2751 テンポスHD 最高益 3Q 72.3
  2875 東洋水 連続最高益 3Q 94.1
  3193 鳥貴族HD 独自増額 2Q 55.7
  3431 宮地エンジ 高水準 3Q 97
  3687 Fスターズ 続伸 1Q 22.8
  4063 信越 上向く 3Q 81
  4186 東応化 好転 Y-End 97
  4203 住友ベ 連続最高益 N/A na
  4617 中国塗 好調 3Q 87.5
  4716 日本オラクル 好調 N/A na
  4980 デクセリ 増勢 3Q 83.4
  5105 TOYO 連続増配 Y-End 122.9
  5310 東洋炭素 最高益更新 Y-End 109.5
  5334 特殊陶 続伸 3Q 82.3
  5393 ニチアス 増益続く 3Q 77.3
  5803 フジクラ 最高益 3Q 83.1
  6088 シグマクシス 最高益 3Q 80.3
  6237 イワキポンプ 続伸 3Q 88.2
  6250 やまびこ 増配続く Y-End 106.6
  6361 荏原 好調 Y-End 119
  6383 ダイフク 上向く 3Q 66
  6436 アマノ 最高益 3Q 72.8
  6458 新晃 最高益 3Q 77.9
  6490 ピラー 好転 3Q 79
  6498 キッツ 最高益圏 Y-End 108.7
  6670 MCJ 最高益 3Q 78.4
  6777 santec 最高益 3Q 69.6
  6859 エスペック 連続最高益 3Q 77.3
  6988 日東電 最高益圏 3Q 80
  7011 三菱重 連続最高益 3Q 71.6
  7088 フォーラムE 続伸 3Q 90.6
  7148 FPG 増額 1Q 40.9
  7202 いすゞ 横ばい圏 3Q 90.1
  7203 トヨタ 高水準 3Q 86.4
  7270 SUBARU 増勢 3Q 84.9
  7292 村上開明 連続増益 3Q 76.4
  7525 リックス 連続最高益 3Q 79.7
  7740 タムロン 増益続く Y-End 103.5
  7745 A&Dホロン 最高益 3Q 71
  7751 キヤノン 連続増配 Y-End 91.9
  7821 前田工繊 増益幅拡大 2Q 54.7
  7936 アシックス 連続最高益 Y-End 101.3
  8001 伊藤忠 最高益 3Q na
  8056 プロジー 連続増益 3Q 72
  8117 中央自 最高益 3Q 78.3
  8136 サンリオ 最高益 3Q 79.1
  9418 USENHD 上振れ 2Q 55.7
  9682 DTS 連続最高益 3Q 80.2
  9766 コナミ 高水準 3Q 85.4
  9960 東テク 連続最高益 3Q 70.1

四季報新春号(2023年12月18日発売)から選んだ銘柄の騰落率

四季報新春号2024 騰落率
  銘柄名 12/19 始値 3月15日
終値
騰落率
2222 寿スピリッツ 2,173.0 1855 -14.6%
2349 エヌアイデイ 1,790.0 1878 4.9%
2585 Lドリンク 4,300.0 4400 2.3%
2652 まんだらけ 2,221.0 2499 12.5%
2726 パルHD 2,583.0 2621 1.5%
2749 JPHD 430.0 521 21.2%
2751 テンポスHD 2,728.0 3460 26.8%
3003 ヒューリック 1,481.5 1514 2.2%
3092 ZOZO 3,172.0 3775 19.0%
3244 サムティ 2,315.0 2488 7.5%
3649 ファインデ 967.0 1200 24.1%
3771 システムリサ 2,959.0 3290 11.2%
3983 オロ 2,797.0 2781 -0.6%
4063 信越 5,469.0 6469 18.3%
4318 クイック 2,392.0 2353 -1.6%
4403 日油 6,845.0 6470 -5.5%
4519 中外薬 5,326.0 5981 12.3%
4626 太陽HD 3,075.0 3315 7.8%
4966 上村工業 10,990.0 11000 0.1%
5344 MARUWA 26,700.0 31300 17.2%
5393 ニチアス 3,250.0 3970 22.2%
6098 リクルート 5,713.0 6358 11.3%
6146 ディスコ 33,040.0 48080 45.5%
6254 野村マイクロ 12,020.0 17760 47.8%
6315 TOWA 6,760.0 8760 29.6%
6627 テラプローブ 6,130.0 6410 4.6%
6857 アドテスト 4,757.0 6436 35.3%
6920 レーザーテク 33,260.0 38130 14.6%
6951 日電子 5,915.0 6049 2.3%
7388 FPパートナ 4,950.0 7420 49.9%
7638 NEWART 1,858.0 1876 1.0%
7729 東京精密 8,456.0 11010 30.2%
7734 理計器 6,770.0 7360 8.7%
7735 スクリン 11,400.0 17575 54.2%
7818 トランザク 2,054.0 2349 14.4%
7868 広済堂HD 726.0 686 -5.5%
7974 任天堂 6,880.0 8224 19.5%
8035 東エレク 24,630.0 35410 43.8%
8117 中央自 4,085.0 5300 29.7%
8934 サンフロ不 1,578.0 1695 7.4%
9432 NTT 169.5 180.5 6.5%
9719 SCSK 2,735.5 2846 4.0%