本日11月11日、日銀から10月の企業物価指数統計が公表されました。それによると
前年比8.0%上昇の40年ぶり高い伸びなのだそうです。
石油・石炭製品の上昇は対前年同月比で44.5%上昇と前月の32.4%から伸び率を一段と高めてます。安易に脱温暖化ガスで石炭資源の新規掘削に資金を回さなくなったのと、物流の停滞からこんな事になってしまいました。
その他、目立った値上がりとしては木材・木製品の57%、鉄鋼の22%、非鉄金属の31%(各、対前年同月比)など一次産品の値上がりが顕著です。
上記の記事の中では
「素材原料の上昇率が63%に達したのに対し、最終財は3.8%にとどまり、企業が原材料の仕入れコストの上昇を価格に転嫁できていない状況が浮き彫りとなった。」とあります。
その差は企業がコスト増として被ることになります。これは企業業績の悪化を意味します。
気をつけて見ていく必要があります。
日銀のデータはこちらから
企業物価指数(2021年10月) (boj.or.jp)