本日(10月18日)中国の経済指標が発表された。
実質GDPは事前予想5.0%に対して結果は4.9%
その他事前予想との比較では小売売上高が事前予想を上回り、
鉱工業生産では事前予想を下回った結果が公表された。
小売売上高は物価上昇率を反映していないので、インフレの影響が大きいのかもしれない。
鉱工業生産は、おそらく物流の滞りと電力不足の影響で生産も滞り事前予想より振るわなかったと思われる。
GDPは季節要因をならした前期比での伸び率をみると、0.2%だった。4~6月の1.2%から落ち込んだ。前期比の伸びを年率換算した成長率は0.8%程度になる。
※年率換算は(1+0.02)^4-1 で計算する。つまり0.8%
10月以降も素材高が企業収益を圧迫し、設備投資や雇用が増えにくいとの見方は少なくない。政府による不動産などの規制強化も需要を冷ます要因だ。共産党政権は地方政府にインフラ債の発行を加速させ、公共事業で景気を下支えする考えだ。
日経のコメント全文はこちら
中国GDP4.9%増に減速 7~9月実質、素材高やコロナで: 日本経済新聞 (nikkei.com)
東京市場も当然、中国経済変調の影響は受ける。本日は中国・上海や香港の株式相場が下落し、東京市場でも投資家心理の重荷になった。
安川電機(6506)は中国関連銘柄の一つだが、その月足チャートを見ると6,000円のところに大きな抵抗線があるのがわかる。中国経済指標の悪化を受けて当分の間はこの6,000円の壁は超えられないのではないだろうか