本日(2021/10/07)の日経平均は149.34円のプラス、TOPIXは9日連続のマイナスだった。
日経平均の構成銘柄を寄与度順に並べてみるとトップ10で130.71。つまり上昇分の149.34は上位10銘柄でほぼ説明がつく。
日経平均は株価の高い値嵩株の影響を強く受ける歪んだ指標なので、この指標の上下で一喜一憂しない方が良い。見るべきはTOPIXである。
TOPIXは9日続落。
東証33業種では13業種がプラス
原油価格高騰が一服したことで、世界的に広がっていた過度なリスク回避の動きが和らぎ、日本時間7日の取引で米株価指数先物が上昇したほか、香港や台湾の主要株価指数も上昇したことで下げがきつかった海運などで自律反発の動きが出た、との解説がなされていた。
日本郵船(9101)のチャートを見ると75日移動平均線での自律反発。
トヨタ自動車の週足チャートを見ても26週移動平均線で下ヒゲをつけ下げ止まりを予想させる
しかし、半導体生産の滞り、港湾での積荷作業員が集まらない等の物流の混乱はなんら改善の兆しが見えないので、ここはチャート上でのテクニカルな上昇つまりウラれすぎた銘柄に買い戻しが入った、と見るべきと考えている。